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2017年2月13日 月曜日

ブルーオーシャン戦略の事例

ブルーオーシャン戦略




ブルーオーシャン戦略の目指すところは、既存市場が生産者(売り手)が飽和状態となり供給が需要を常に上回る過剰供給状態にあるため「血みどろの競争」となってしまった衰退期にある市場(レッドオーシャン)から、バリューイノベーションをテコに供給する商品・サービスの"価値曲線"をレッドオーシャンにおける定型的なパターンから大きく変化させることで、顧客に対する提供価値の増加をもたらすことで差別化を図る戦略です。

これは、商品・サービスの要素を業界標準と比べて減らすべきものと増やすべきもの、除外すべきものと付加すべきものの4つのアクションにより、実現していきます。

これら4つのアクションを"戦略キャンバス"にプロットすることで、基本的な戦略構造を導き出します。



                               
                

(旬八青果店のケース)


先ごろ、クロスロード(2017/02/11 TV公開)に出演された旬八青果店(代表/左今克憲)を例にとると、

①付け加える・・・市場では売れず商品価値のない「規格外品」である"屑野菜"を農家から買い上げそれを商品化した。農協メインだった野菜の流通に新たなルートを付加した。

②増やす・・・・・屑野菜を一般の消費者に売るためにSNSを使って現地の仕入れ情報を同時共有し顧客に提供

③除外する・・・・一般に販売されている野菜は除外した。

④減らす・・・・・市場価値のない屑野菜を商品化することで仕入原価を最小限に減らした。

さらに特筆すべきことは、高齢化による休耕地増大問題や規格外品野菜の大量廃棄という社会問題解決に大きな一石を投じたことです。

https://www.youtube.com/watch?v=oN1BurwiCro

小規模資本、一人でもブルーオーシャン戦略を達成可能であることを実証した好例と言えます。

ブルーオーシャン戦略の核となるのは、やはり、「発想の転換」・・・固定観念・一般常識を見直して新たな価値を見出す洞察力とそれをビジネスに結び付ける企画力・行動力の勝利といえましょう。

ここで、最も大切なことは何かというと、

「既成概念=ステレオタイプ」の発想から脱却し、そこに存在する「見えない需要=潜在的なニーズ」を発見することです。

ですから、「需要」というものは、「顕在化」しているものばかりではなく、「潜在」しているものでもあるということです。

こうした意味では、ブルーオーシャンは、人の脳内に潜在しているものなのです。

企業家は、それを発見し、市場原理に基づいて「顕在化」させることが、本来の職能ともいえるのです。

トーマス・エジソンが「電球」を発明し、フォードが「T型フォード車」によって自動車を大衆消費材としたのは、その先例です。

需要喚起という意味では、ジャパネットタカタのようなテレビショップは毎日のように「需要喚起」を行い、ビジネスモデルとして定着させました。

アマゾンは、それをインターネットにシフトさせました。

いずれにしても、マーケティングの原点は、昔懐かしいというより、過去のマーケティングのプロト・タイプでもあった「バナナのたたき売り」を「消費者心理」「情報メディア」「多角的商品情報の拡散」により、定型的なビジネス・モデルに昇華させたことです。

エジソンやフォードの成したことをテレビショップは個々の商品についてTVやネットといったメディア媒体を通じて効率化したことがKFS(重要成功要因)といえます。

こうしたビジネス・モデルの勃興によって、消費者行動は既存の百貨店や商店街などの市場からTVやネットに暫時移行してきたのが、現在進行形で進む両業界の明暗として顕現してきています。

インターネットはTVメディアという限られた媒体から解放拡散するところのソーシャル・メディアとしてより重要な媒体となっており、小規模事業者にもビジネス・チャンスを拡散したという意味で、今後、さらにコンテンツ・マーケティングやWebマーケティングとしてシフトし進化拡大していくことでは必至です。


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投稿者 大埜治仁税理士事務所